![](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/04/moca.jpg)
ビール大国と言われるドイツですが…
ドイツ人はどんなビールの飲み方をしているのか…。気になったことはありませんか?
そこで今回こちらでは、現在1年間の交換留学でドイツに滞在している私がドイツのビール事情をお届けします!
ビール大国ドイツはビールの銘柄が5,000種類以上もある!
![ドイツ](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/04/moca-01.jpeg)
ドイツにはなんと5,000種類以上ものビールの銘柄があります。
醸造所の数は1,277箇所以上。
ちなみに醸造所はドイツ語でブラウエライ(Brauerei)といいます。
毎日違うメーカーのビール飲んでも飲んでも、全然飲み切れません!
また、ドイツは地域によってビールの種類に偏りがあったりもします。
例えば…
- バイエルン地方は黒ビール
- ザクセンはチェコの影響を受けピルスナー
各地域によって美味しいビールの種類も異なっているのです。
ドイツ人に一番人気のビールとは?
![ヴァイツェン](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/04/vai-03.jpeg)
ベルジャンスタイルホワイトです。
ドイツ人が「
」と言うビールでベルギー発祥の白ビールです。- 乳白色の濁りがある
- これまでの白ビールとは製法が異なる
- 大麦の麦芽と小麦で作られている
- 味はまろやかな口当たり
- 泡はもったりしている
ドイツでビールを飲むなら、まずベルジャンスタイルホワイトは飲んでおきたいところです。
ドイツで一般的に飲まれるビールを紹介
ドイツのスーパーなどでよく見かける手の届きやすいビールをご紹介します。
①ピルスナービール「リューブッツァー」Lübzer Pils Premium
![ピルスナー](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/04/moca-04.jpeg)
ベルリンに近いメクレンブルク=フォアポンメルン州にあるリューブッツ醸造所で生産されています。
リューブッツァーは、なんと1ユーロ以下という低価格で飲めるビールです。
麦の香りが良くのどごしも滑らか。
簡単にゴクゴク飲めてしまうので、ピルスナーが苦手な方や女性にもお勧めできるビールです。
これまで私は、缶のピルスナービールの独特の金臭さとハイネケンのような薬っぽさが苦手だったのですが、この滑らかな口当たりのビールでピルスナー観を改めました。
日本で見つけたら飲んでみてください。
②ヴァイツェン(ドイツ留学中の私のイチオシ!)
![ドイツビール](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/04/moca-02.jpeg)
ヴァイツェンは、ずばり「白ビール」と呼ばれる品種です。
もともと南ドイツで作られていたビールです。
ドイツ語では「ヴァイスビアー(白ビール)」と言うのですが、南ドイツの地方では「ヴァイツェン」と呼ぶことから、この名が付いています。
ヴァイツェンと一口に言っても、その中で種類分けされています。
ヘーフェヴァイツェン | ろ過されていない伝統的なビール。少し濁りのある明るい黄色〜オレンジ色をしている。 |
---|---|
クリスタルヴァイツェン | ろ過された透明感のある琥珀色をしたビール。麦芽の香ばしく甘い香りや味が強いのが特徴 |
ヴァイツェンは、苦味の強いビールが苦手な女性等でも親しみやすいビールです。
ドイツは大学でビールが飲める!しかも18歳からOK
![大学で美ビール](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/04/moca4-4.jpeg)
ドイツでは合法的に18歳からアルコールを飲むことができます。
そもそもレジの年齢確認も見たことがありません。
なので、大学のカフェや売店、食堂でもビールを手に入れることができます。
ただ、大学内で売ってるビールはスーパーで買うよりも価格は少し高めで品数もかなり少ないです。
ドイツ人はコーヒーが大好きなうえに、これから図書館で勉強を続けるという熱心な学生も多いので、大学のカフェでビールを飲む人はあまり見たことがありません。
飲むとすれば、大学構内でウェルカムパーティーをするなど至急アルコールが必要なときにです。
ドイツ人はビールが水代わり!?
![ビールは水](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/04/moca4-1.jpeg)
ドイツって、ビールを水のように飲むって思っていませんか?
現地では、そんなことないんですよ。
実際のところは、ビールをガブガブ飲むイメージは極一面的なものです。
とくに女性でビールをがぶ飲みするという傾向はかなり少ないです。
ではなぜ、ドイツがビールをガブ飲みするイメージがついてしまったのか?
多くのドイツ人は、ミュンヘンのビール大祭典オクトーバーフェストで強調されしまったと苦言しています。
ちなみにミュンヘン位置するバイエルン州は、16世紀に「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」というビール純粋例が出された地としても有名です。
ドイツでは老若男女ビールをたしなむ人口は多いですが、水のように飲むのはオーバーな話です。
ドイツでビールを買える場所はどこ?
![ドイツビールが売っている場所](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/04/moca4-3.jpeg)
- スーパーマーケット
- キオスク「Kiosk」
- 飲食店
- パン屋さん
スーパーには、それはそれは広大なビールエリアがあります。
いろいろな種類のものが大量に箱で置いてあり価格も安いので、箱ごとまとめ買いをする人々を見ることができます。
1ユーロしないくらいです。
激安!
キヨスクとは日本で言うところのコンビニに近いお店です。
日本の駅にあるキヨスクとは違いますよ〜。
ドイツには、どこにでもキヨスクがこじんまりと存在しています。
日曜日はスーパーマーケットが休みとなるので、夜遅い時間までやっているキヨスクで買う方も多いですね。
飲食店やパン屋さんでは、価格は割高となりますが数種類のビールが瓶や缶で売っています。だいたい500mlで2ユーロくらいします。
ドイツ人のビールの楽しみ方
ドイツ人はビールをどこでどんな風に楽しんでいるのか?お伝えしていきます。
ドイツの居酒屋クナイぺ(Kneipe)で楽しむ
![ドイツの居酒屋](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/06/kneipe.jpeg)
ドイツの居酒屋は、カウンターや少人数向けの席が並んでいるのが特徴です。
カウンターには大小のデザイン様々なビールジョッキやグラスが吊り下げられています。
老若男女問わず地元の人々が集まり、ビールやナッツを口にしながら会話を楽しんでいるんですよ。
隣のテーブルとの距離が近いため、隣の人も会話に混じってくることもしばしばあります。
たいていのクナイぺでは、週にハッピーデーがあり、タップのビールをいつもよりお得に飲むことができます。
ドイツ人はビールと同じくらいサッカーも大好き!
W杯はもちろんのこと、ブンデスリーグの試合がある日には、地元や応援するチームのユニフォームを着てテレビのあるクナイぺに集まり夜通しお祭り騒ぎです!
金曜の夜にパーティーで飲む
![ドイツの金曜](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/06/ge3.jpeg)
花金を楽しむのはドイツ人も一緒です。
金曜夜はクナイぺやバーは満員で、音楽が大音量で深夜も鳴り響いていることがあります。
ちなみに大学の講義等でも週によってはパーティーがあり、大学近くの寮に住む友人は「音がうるさくて眠れない」と嘆いていました。
大学のパーティーは概ね夜10時頃に始まり、大体朝4〜5時に解散になるため、次の日は全く動けない状態になります…。
パーティー前にそれぞれ一回宅飲みをしてお酒と会話を楽しんでからパーティーに来るのですが、なんせ夜が長い…。
パーティーが終わる頃にはヘトヘトでお腹が空くため、みんな大学近くのケバブ屋さんで、おつまみになるものを買って食べながら家路につくようです。
ケバブって何?という方、日本にもケバブ屋さんがあります。こちらを参考にしてみてください。
ドイツはビアポンを楽しみながらビールを飲む
![ビアポン](https://wota-nomi.jp/wp-content/uploads/2017/06/ge4.jpeg)
ビアポン(bier pong)、お耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
ビールの入ったコップをテーブルに並べて、ピンポン球をテーブルの両端から投げ入れるゲームです。
もともとは「相手よりも早く全てのカップに球を入れれば勝ち」という普通の競技です。
しかし、飲酒可能年齢の人だけが集まる場合は、相手が球を入れたカップのビールをこちらが飲みほさなければならないというルールがもっぱら親しまれています。
ホームパーティー、クリスマスパーティー、誕生日パーティーなどで行われ、ローカル・ハウスルールがあり、裸踊りなど罰ゲームが設けられていることもあります。
ドイツ人のビールの飲み方まとめ
ドイツはビール大国だけあって、確かにビールを飲む人が本当に多いです。
ただ、水のようにガブガブは飲みません。(笑)
大学にビールが売っていたり、18歳からビールが飲めるのは私も驚きでした。
それくらいドイツではビールが親しまれているってことは確かです。
ということで、ドイツ旅行に行ったときは、ぜひドイツの居酒屋ククナイペに立ち寄ってみてください。
会話に入れてもらい楽しめるかもしれませんよ。