今回は、えらく日本酒に詳しい酒屋の女性店員がオススメしてくれた米鶴(よねつる)について語っていきます。
1升3,000円以内で飲めるウマい日本酒を探してる方には必見ですよ!
はい、こちらが米鶴(よねつる)です。
「米鶴」ってどんなお酒
原料米 | 山形県米:100% |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 16度 |
甘辛・濃淡 | 辛口・やや淡麗 |
杜 氏名 | 須貝 智 |
召し上がり方 | 冷やして◎ 常温◯ |
注意事項 | 要冷蔵 |
米鶴の製造元は山形県内陸部の高畠町にある米鶴酒造です。
元禄時代から300年余りの歴史を持つ由緒正しい蔵元で、全国新酒品評会での金賞受賞の常連酒造とのこと。
…うんちくはここまで。
それでは、現物をみていきましょう!
米鶴酒造株式会社と書いてある!
原材料は、米(国産)・米麹(国産米)
山形の銘酒「米鶴」に巡り合った経緯
全国各地の有名地酒を取り揃える酒屋の女性店員が、なぜか日本酒にお詳しい…
予算は3,000円
女性店員のオススメが山形の銘酒「米鶴」でした!
メインラベル上部に斜めに貼付されたサブラベルの「超しぼりたて生」のワードに一発撃沈。
瓶は爽快感のあるグリーンカラー。
ラベルも同様にグリーンでそこには存在感のある大きな二文字で「米鶴」と…
しかも文字は光沢色。
私の口中は「もう飲むしかねーだろ」状態。
極め付けは、2,500円とグッドなCP!
購入即決でした。
生酒なので要冷蔵です。
わずか10分の家路でも直射日光を避けるなど細心の注意をはらいました。
帰宅後は冷蔵庫へ直行!
米鶴ちゃんを無事安置。
心の中で「後でね」と声をかけて冷蔵扉を閉めました。
「米鶴」の晩酌での攻め方
冷蔵庫でゆっくりと眠っている米鶴ちゃんをイメージしながら晩酌の責め方を組み立てよう!
「今日のアテは絶対に魚にしたい!」
※アテとは、酒の肴のことです。
愛しの奥さんに頼んでカワハギの煮付けを作ってもらうことに。
次にどの器で飲むか?
ぐいのみ、ガラス猪口などの中から、最近お気に入りの陶器のコップをチョイスしました。
デザインもよい
このザラつき感がいいのだ。
大きさもちょうどいい。
米鶴の一升瓶から陶器にチョロチョロと注ぐ時のカラーコントラストがオシャレ!
米鶴ちゃんに失礼にならないように飲んでみた!
さあ、煮付けも出来上がったようだ。
いきなりポンシュからスタートするのは米鶴ちゃんに失礼ではないか!
と、勝手に考え、いつもは2本飲む発泡酒を1本に減らし舌と胃袋をアルコールで馴染ませる。
矢継ぎ早に米鶴ちゃんを冷蔵庫から取り出し今一度ラベルに目をやり、「いただきます。」と心の中でつぶやく。
ここで一気に開封したいところだが、学生時代からこだわっている儀式を省くわけにはいかない。
アルミの封を外しいざ蓋に手をかけるが、この蓋を外すときが私のこだわり。
モタモタとこね回しながら引き抜くのではありません。
蓋の上部の凸部に少しだけ爪をかけ、ほんの少し上にずらして凸部にしっかりと爪がかかるようにするのです。
一気に蓋を引き抜くと「シュポッ!」という気持ち良い開封音が発せられます。
この音を聞くと「さあ、飲むぞ!」とポンシュ家のみの準備が完了するのであります。
儀式を終え、さっそく陶器に注ぐ。
7分目まで注ぎ、瓶にしっかり封をして床に安置する。
では、米鶴ちゃんいただきます。
月並みだが旨い!!
う〜ん!うまい
他のポンシュにはない微炭酸っぽい口当たりだ。
生酒だけに瓶詰め状態でも熟成が進んでいるのだろうか?
- なんとも心地よい微発砲感
- 次の印象は味がとにかく濃厚
- 鼻を抜ける香りは芳醇
口中を襲う微発砲の心地よい刺激、そして広がる濃厚芳醇さ。
「たまら~ん。!」
2~3口続けて飲む。
クセになる~!この発砲感。
ここで初めてアテを投入
できたてのカワハギの煮付けをひとかけら口に入れよく噛む
美味!
そして飲み込む直前に再び米鶴ちゃんをキュッと一口。
「うおーっ、なんじゃこのハーモニーは!最高ー!」
至福の晩酌は、あっという間に米鶴ちゃん3杯目に突入したところでカワハギがなくなった。
次に自家製白菜のお漬物の登場。
しょうゆを軽くサッとかけ米鶴をグイッっと。
これも米鶴ちゃんとバツグンに合う!合う!
いやーそんなこんなで、3日目には米鶴ちゃん完飲してしまいました!
旨かったっす。
私にとっては久々のすばらしいポンシュでした。完璧です。
山形の日本酒、米鶴に出逢うまで
米鶴(よねつる)に出会うまでには少々、私の日本酒物語がありまして…
日本酒を覚えたのは20歳。
学生時代に部屋飲みを極めていた私…。
社会人となり九州へ移住。
九州という場所柄、焼酎文化に飲み込まれ結婚。
子供ができ、すっかり日本酒が体から抜けきっていました。
40を過ぎたところで再び日本酒に目覚め、現在は日本酒中毒のオッサンです。orz
日本酒を「ポンシュ」と呼ぶ
今でこそ日本酒のことを「にほんしゅ」と普通に呼んでいますが、我々が若かった時代には「ポンシュ」という俗称で呼んでいました。
↑日本酒好きな人には常識かも
「ポン酒飲むか!」と来ると「おっ!こいつ通だな」といった具合。
こういった歴史を経て、今回の米鶴に出会ったのであります。
今回飲んだ「米鶴」のまとめ
- 山形県高畠町の米鶴酒造が製造
- 超しぼりたて生(辛口純米)
- 瓶、ラベル共にグリーンに統一されていて爽快感溢れスタイリッシュ
- 微発砲による心地よい刺激、口当たり
- 濃厚芳醇
- コストパフォーマンスまずまず 2,500円/升
少々暑苦しく語ってしまいましたが、米鶴は日本酒好きの私が久々に旨い!と思えたお酒でした。
日本酒大好き!のんべえ〜40代オヤジ「八海山」です。